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警報

大英博物館、また行きたいかと聞かれると、ちょっと躊躇してしまう。

少なくとも、今のところは。

若干トラウマ気味。

ここから先は長いですよ。



帰国の前日はお天気が悪く、当初の行き先を変更し、また大英博物館に行くことにした。広い館内、まだまだ見ていないものがたくさんある。

外に出ると大雨。ロンドンは霧雨とか、しとしと雨のイメージだったから、びっくり。その上、風も強い。外に出たとたんにびっしょり。ずぶ濡れになりながらようやく辿りついた美術館は長蛇の列。連休の最終日だし、日曜日。30分以上待って中に入った。

中に入ってからは、前回端折ってしまったところなどを見て回り、こんなものもあったのか、また来てよかったなーなどと思っていたら、突然、大きなサイレンの音。

最初は誰か触れちゃいけないものにでも触れちゃったのかな、程度にしか思わなかったけど、それにしては、何か変な感じ。周囲の人もいつの間にか立ち止まり、フロアはしーんとなってしまった。

そこに男性の声(多分録音テープ)で、「This is an emergency call」

え??

chunuの皆無な英語力で解釈したものなので、不正確だけど、どうも「火災が発生したので、すみやかに近くの出口から非難するように」と言っている様子。

えぇぇぇ~~~

真っ青。

サイレンの音も恐怖をあおるような音ではないけど、緊急警報だから、それなりに怖い。そして、あの抑揚のない声というか、なんというか。

アナウンスを聞いた途端、膝が震えだしてしまった。

幸い、chunuは低層階の階段近くにいたので、すぐに階段に向かえた。上層階で、しかもよくわからない場所にいたらと思うと今でもゾッとする。建物は大きいし、広くて、構造が複雑というか、少なくとも、わかりやすくはない。

大人数がゾロゾロと階段へ向かう。

その間もサイレンとアナウンスは一定間隔で繰り返される。怖い。

ここでchunuが更にラッキーだったのは、誰も取り乱さず、混乱もなく、静かに階段に向かい下りていったこと。家族や連れのいる人は皆、しっかり手を繋ぎ、階段を下りていく。乳母車のある家はお父さんが集団からはみ出し、バギーを持ち上げて下りて行く。

そんな中、東洋人はchunuだけ。ひとりぼっちもchunuだけ。

英語はわからない、一人ぼっちな上、人種も違う。恐怖と心細さだけが増していく。

ちなみに、当初から館内職員の誘導は一切なし。というか、職員なんか見かけもしなかった。

階段にたどり着いても、そんなにすんなりと下りていけるわけでもない。ものすごい人数がいっせいに下りて行くわけだから、詰まってしまう。

わかっていても、気は焦る。膝の震えと気の焦りで、前にいた男の子の足に自分の足が何度もあたって蹴っているような状態になってしまい、申し訳なかった。

思うように列が進まない中、chunuの頭も心も恐怖心でいっぱい。そういえば、館内レストランみたいなところも近くにあった、ガス爆発でもあったらどうしよう、下に行く途中で煙でも上がってきたら、どうしよう。

不安なときは考えることが全部悪いことになる。

ようやく一番下のフロアまで来られたと思ったら、進む方向が二手に分かれている!

集団は思い思いの方向に進んでいくので、右にするか、左にするか、自分で決めないといけない。

どうしよう・・・

本当に必死。ない頭で一生懸命考え、壁を見ると、アレが片方にはある!!

そうあの、非常口を示す緑のマーク(緑と逃げる人の絵)!!

生まれて初めて、あのマークを真剣に頼ってそっちへ向かった。変な通用口のような、本当に緊急時に使うような通路。

しばらく歩いて行くと、出口が見えた!!

さすがにここまで来ると、みんな走って外に出ている。chunuも走って外に出た。

出てからはしばらく、足の震えがひどくて立ち止まってしまった。

お天気は悪く、風も冷たく、当然気温も低い。すっかり悪条件がそろって気持ちは益々どんより。

動揺も収まらず、頭の中は混乱状態。

それでも美術館からは離れたくて、少し離れたところまでは走って移動した。

外にはパトカーと救急車は来ていたみたいだけど、見にもいかなかったし、しばらく、立ち尽くして、とにかくホテルへ帰ることにした。

動揺したまま、雨の中を小走りにホテルまで。人ごみをかき分けるようにしながら、急ぎ足で向かった。

ホテルの部屋に着いてからはもうすっかり落ち込んでしまった。

元気も出ず、お茶を淹れてみたけど、のどを通らず。

TVをつけて、チャンネルをカチャカチャしながら、気を紛らわせ、ようやく落ち着いてきた。外の雨もやみ、少し日がさしてきたのでこれにも救われた。

夕方、帰ってきた友人に事の経緯を話すとびっくりされた。

その後、夕飯を食べ、これが最終日の夜だと思うと、見なかったら絶対後悔する、と、どうしても夜のハロッズへの未練が断ち切れず、友人を誘って夜10時ごろから外へ見に出て行った。

夜のハロッズはやっぱり綺麗だった。ピカデリーサーカス周辺も絶対綺麗だったろうなぁ。

chunuはマイソールの宮殿も見ているから、そっちに比べるとそこまでじゃないけど、それでも大満足。

この日は、本当に嵐の1日だった。

でも、もう二度とあんな思いはしたくない。

あのサイレンもアナウンスも一生聞きたくない。









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